ひとことに「FX業者」といっても、銀行に地方銀行や信用組合などがあるように、また、国内に限らず海外にもありますので、「FX業者」も多数存在します。
今回は、国内で知名度の高い「FX業者」を、それぞれの特徴を説明していきながら紹介したいと思いますが、まず、選ぶときに参考にしたいポイントを説明します。

「スプレッド」「取引手数料」

　「FX業者」において、利用者が気になるところとしては、一番は、「スプレッド」になってくると思います。 「スプレッド」が狭ければ狭いほど、その分まで利益として得ることができるので、「スプレッド」の狭い業者を選んだほうがよくなります。
短期トレードを目的としている場合は、取引のたびに、スプレッド分の手数料を支払うことになるので、回数を重ねると大きな差となってきます。
　「取引手数料」は、無料の業者が多いですが、1回の取引に対し事務手数料が必要な業者もあります。

「スワップポイント」「スワップ金利」

　FXをする目的が、2国間の金利差「スワップポイント」を狙った取引により利益を得ようとするのであれば、「スワップ金利」の高い業者を選んだほうがよくなります。
　中長期トレードになると、「スプレッド」よりも「スワップポイント」のほうが取引に対する利益・損益が大きく関わってくることになります。

口座開設時の「キャッシュバック」等のキャンペーン

　FXにおいて、「FX業者」は、博打でいう胴元（親）ではなく、顧客の損失を「FX業者」の利益としているわけではないため、 自分の会社で開設した口座で、多くの取引をしてもらうことによって、その手数料を収入としています。
　そのため、業者によっては、顧客を増やすため、口座開設時に「20,000円キャッシュバック」キャンペーンがあるなど、口座を開設して10万円預けるだけで、資産が2万円増えたりします。

取引以外の各種手数料や手続きの簡易さ

　「FX業者」にて開設した口座と銀行口座との入出金において、手数料が必要な業者もありますが、 こういった手数料も無料の業者が多く、また、インターネット上での操作で簡単に銀行口座に移せる業者も多くなっています。

取引ツールの操作性

　「FX業者」は、「キャッシュバック」キャンペーンだけでなく、顧客を増やすために、取引ツールの操作性をあげる努力もしています。 個人それぞれの好みがあると思いますが、操作性に人気のある業者を選ぶのもひとつです。
　また、スマホ対応になっている取引ツールがある業者にすると、外出中にもトレードすることができます。

取引単位「10,000通貨」「1,000通貨」「100通貨」「1通貨」

　1回の取引でやりとりする「取引単位」ですが、「10000通貨」が一般的ですが、最近は、「1,000通貨」や「100通貨」と小額で取引できる業者も多くあります。
　「10,000通貨」とは、米ドルを日本円で買った場合、10,000ドルとなり、1ドル100円のときで、100万円の取引をすることになります。 このとき「レバレッジ」をかけることができますので、4万円の「証拠金」での運用となります。
　小額の取引になると、「取引手数料」がかかる業者が多いですが、小額でも無料の業者がありますので、「デモトレード」がなく「取引ツール」を試すときなどにも利用できます。

通貨ペアの最小単位「1pips」「0.1pips」「0.01pips」

　FXや為替では、通貨ペアの最小単位を1pipsと言います。ドル円では0.01円（1銭）となり、 ユーロドルでは0.0001ドル（1ドル＝100円のときで1銭）となります。FXでは、小数点まで扱っている業者も多くあります。
　たとえば、ドル円で1円の値動きがあったときは、100pipsの動きとなります。

　

　FXの取引において、口座開設や口座の維持費は無料の業者も多いので、短期トレード用や中長期トレード用といったように、目的ごとに使い分けるのも、かしこい運用といえるかもしれません。

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