FXとは?

まったくFXをしたことがない人が始める方法

 まず、「FX」とは「外国為替証拠金取引」のことで、「Foreign Exchange」または「margin Foreign Exchange trading」を略した造語です。
 FXで利益を得るためには、FX会社や証券会社にて、外国通貨を売買することにより為替差益を出すことを目指します。なので、外国為替を取引する金融商品であり、ギャンブルではありません。

予想した通貨が
予想どおり実際にも上がると
利益が出ます

手持ち資金の25倍まで
取引することができます

「買う」ときの金額と
「売る」ときの金額が
0.3銭など極小である

外貨預金のように
金利の高い国の通貨で
ポジションンを持つと
金利が貯まりやすい

円高傾向のときには
外貨を売って
日本円を買うことができる

インターネットで
夜中でもできるし
スマホで
外出先でもできる

「為替差益」の出しかた

     FXのことを、「ギャンブル」と言う人もいますが、決して「ギャンブル」ではなく、外貨を売買(両替)することで利益を得ようとするものになります。 外貨を売買(両替)することで得る利益を「為替差益」と言い、損を出してしまったときは「為替差損」と言います。
     FXでは、両替によって所持した通貨の価値が上がると、利益が出る取引になっています。なので、その通貨の価値が下がってしまうと損益を出してしまいます。
     つまり、「これから価値が上がりそうだ」と思う通貨へと両替し、その通貨の価値が予想どおり実際にもが上がれば利益が出るということになります。 予想に反して実際には価値が下がってしまうと損益がでます。
     しかし、FXは「ギャンブル」ではありませんので、「ギャンブル」のように一か八かで行うものではなく、世界の情勢を把握し、 また、チャートの読み方を勉強し、しっかりとした根拠のもとに投資し、確実に利益が出るトレードを目指すことになります。

「レバレッジ」により25倍の取引ができる

     では、なぜ「ギャンブル」だと言う人がいるのかというと、FXには、「レバレッジ」と呼ばれる仕組みがあり、 個人取引の場合は、手持ち資金の最大25倍まで取引することができます。4万円で100万円の取引ができます。
     たとえば、日本円で米ドルを買った場合、「100円のときに買った米ドルが、次の日に101円になったので米ドルを売った」としたとき、 通常、外貨預金などでは、4万円ですと4万400円となるので、400円しか利益が出ていませんが、「レバレッジ」が25倍かかっていると、4万円で100万円分の米ドルを持っていたことになるので、101万円となり、1万円の利益が出ます。
     すると、資金が1日で4万円から1.25倍の5万円となりますので、「ギャンブル」の要素があると考える人も出てくるからです。逆に損益を出してしまう場合も25倍となってしまうので、注意が必要です。

取引手数料「スプレッド」がお得

     上記のたとえの計算では、わかりやすくするために、取引手数料などを抜いた形で説明しましたが、実際には、FXにしても、外貨預金にしても、また旅行などで両替する場合においても、 売るときと買うときでは、「スプレッド」と呼ばれる「両替手数料」が取られています。また1回ごとの事務手数料が取られる場合もあります。
     銀行での両替などは、為替レートをその日決められた相場より「買う」ときに1円高く、「売る」ときに1円安く設定されることが多く、往復で、1ドル買って売るのに2円の手数料がかかってきます。
     さきほどのたとえに合わせて、具体的に数字にすると、「100円のときに101円で買った米ドルが、次の日に101円になったので米ドルを100円で売った」となり、資金が減ってしまっていることになります。
     FXでは、各FX業者、また通貨の組合せにもよりますが、「スプレッド」が0.3銭など極端に狭く設定されており、また事務手数料も無料のところが多いため、取引の際にストレスと感じることが少なくなります。

2国間の金利差「スワップポイント」も当然あります

     また、FXでも外貨預金と同じく、取引する2国間の金利差により利益を得ることもできます。
     FXでは金利差のことを「スワップポイント」と言い、ポジション(取引をしている最中のこと)を持っている間は毎日得ることができます。 金利差の大きい2国間の通貨でポジションを持つと、値動きに関係なく、それだけで利益を得ることもできます。
     しかし、「スワップポイント」ばかり気にしていると通貨価値の変動で損益を出すこともあるので、注意が必要となります。
     取引するにあたり、逆のポジション(金利のよい国の通貨で金利の悪い通貨を買う)を持つと「スワップポイント」は支払うこととなります。

「買う」だけではなく「売る」もできる

     次に、外貨預金の場合は、海外の通貨に両替して預金し、引き出すときに日本円に換金するので、「買う」のあと「売る」の一方通行となってしまい、円高になると損益を出してしまう可能性が高くなってしまいます。
     FXでは、「外貨を買う」だけでなく「外貨を売る」こともできまるので、円高方向に市場が動いている場合でも、「外貨を売って、日本円を買う」ことによって、利益を出すことができます。
     FXは、両替によって所持した通貨の価値が上がると、利益が出る取引になっています。なので、その通貨の価値が下がってしまうと損益を出してしまいます。

24時間いつで取引できる

     FXは、インターネットで取引できるので、銀行の営業時間だけでなく、24時間いつでも取引ができ、自分のライフスタイルに合わせて、空いた時間にトレードができます。
     また、24時間いつでも取引できるということは、海外の情勢にも対応しやすいということですので、海外の情勢より値動きがあった場合にも、即座に自身の判断で対応することができます。
     ただ、24時間できてしまうので、熱くなりすぎないように、注意する必要があります。

 

     FXの大きな特徴は、以上となりますので、前記のとおり、一か八かでトレードしたりするのではなく、また熱くなりすぎてしまわないように、 自己資金の管理をきちんとすることにより、大切な資産を他人任せにはせず、自分で運用していきましょう。
     では、次に、FXを始めるために、FX業者での口開設の方法を説明します。

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